2009年12月25日

奈良市の指定管理病院について視察

 行政視察の続きを書きます。

 倉敷市に続き奈良市に行きました。内容は、市立病院の指定管理者です。
 自治体病院の経営には、様々な問題や課題があり、救急受け入れや医師不足とう社会問題化しています。


奈良市の指定管理病院について視察



 自治体側からすると、病院経営は財政面(赤字補填)や勤務医の確保、訴訟などのリスクが大きくあり実際に経営できなくなったりするケースもあります。近隣では、昨年市立富士中央病院産科医の引上げ問題があり、富士地域の医療が崩壊寸前にまで追い込まれました。

 さて奈良市は元々自治体病院を持っておらず、国立病院の撤退に伴い病院を市に移管し、その際経営を指定管理者にしたそうです。平成16年当時指定管理者の法整備がされておらず、総務省と厚生労働省が仲介でことを進めていったそうです。

 今静岡県内自治体でも指定管理者への移管希望が増えてきましたが、中々その相手が見つからずにいます。奈良市は先駆的な自治体でありますが、実際に病院経営に携わっていないので、指定管理者の管理などに課題があると分析していました。 


同じカテゴリー(行政視察)の記事画像
行政視察Ⅲ
行政視察Ⅱ
同じカテゴリー(行政視察)の記事
 行政視察Ⅲ (2009-08-03 20:32)
 行政視察Ⅱ (2009-07-29 22:24)
 行政視察 (2009-07-28 18:07)

Posted by yoltuchi at 16:06 │行政視察

削除
奈良市の指定管理病院について視察