2011年12月23日

行政視察

21・22日と愛知県豊田市と三重県松阪市へと行政視察に伺いました。

豊田市はPFI方式による学校給食センターと、松阪市は都市内分権の取組につて勉強をしました。

富士宮市では、この12月の市議会全員協議会で、市長より学校給食センターの建替えの方針変換が示されました。

これはいままで、様々なリスク回避(財政・運営・建設 などの)をするために、PFI方式で行う予定でありましたが、必ずしもPFIは最善ではないとの市長の思いから、市独自で建設し業務は委託するとの方針に至ったようです。

特に市長は巨額な投資をする公共事業が、市内業者へ還元できるようにとの思いが強いようです。


さて、視察の方ですが、行って聞いて見てビックリです!

と、言うのも、

①学校給食センターが豊田市だけで12ヶ所で民設・公設、民営・直営、PFIが混在しているのです。

②給食センターで作られた給食が、豊田市の小中学校と幼稚園、保育園に通う子ども達に提供されていいることです。

③教育委員会の組織に保健給食課が配置されていることです。
行政視察



①については、それぞれの利点や欠点がよく理解できているのではないかと思い、

Q:どれが最善の策か?

と尋ねました。

すると、

A:建設から管理運営まで任せて、責任の所在が明らかで、30%の経費削減ができるPFIがいいのではないかと。

続けて

Q:方式を統合する考えや施設の統合は?

A:老朽化や人口分布や配送距離などを考慮して考えていきたい。

Q:PFI方式とコンペ方式の違いは?

A:資金調達が違うだけで、後の選定方法や施行過程は同じであると認識する。
行政視察



<strong>②については、一番驚きました。

今までの説明では、縦割り行政の弊害と言うのか法律の縛りと言うのか、学校給食センターは、学校給食しか提供できないとされていました。しかし豊田市は保育園や幼稚園で、しかも、民両園に提供しているとのことです。

Q:なぜ保育園や幼稚園に提供しているのですか?

A:当時の市長の強い思いからこのような内容になりました。それは、豊田の子供たちは皆同じものを食べ成長してもらいたいとの思いからです。
行政視察



その言葉を聞き、目が覚めたような気がしました。

誰のためでもなく、子供たちのためにどうあるべきかと言うことであると思いました。


そんな話を聞くと、試食に食べた給食が美味しく感じました。


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Posted by yoltuchi at 14:22 │日記

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